片づけが苦手なパートナーの方について、ご家族の方からのご相談はとても多いです。
先日、ご相談いただき訪問でサポートさせていただいた方に許可を頂いて一部ご紹介します。
初めまして。妻と子どもで暮らしをしておりますが、部屋は
捨てられないモノで埋まり、荷物でドアも開かない状態の部屋もあります。
モノを減らすよう言うと喧嘩になってしまい、そうなると、子どももつらそうです。
このような状態が何年も続いているので、どうしていいかわからなく、ここを見つけてほぼすがる思いでご連絡しました。ぜひ相談させてください。
中山ゆうみから
片付けられない状況は、ご自身の問題もさることながら、ご家族との関係が影響していることもありますので、第三者が入って、絡み合った糸をほぐしていくことが必要なことが多いです。
ご本人がおっしゃっている「ずっと頑張っている」「時間がない」と感じている気持ちに嘘はありません。ご本人の中には「片づけられない理由」がちゃんとあるのです。
家族のサポートがあれば解決に向かいやすい
「責める」だけでは解決に向かいません。ご本人も「どうしていいのか分からなく」、自信や気力が下がってしまっていることも多いです。逆に、周りのサポートがあれば、解決にも向かいやすいと言えます。
色んなお話をさせていただきながら、それぞれに協力しあえることを見つけつつ、きれいな部屋を目指して進められるように進めていきます。
家族全体の『適量を知る』
もともと、片付けが苦手な方であることは多いので、自分の荷物だけでもコントロールしづらいところ、家族のものまで抱えることになって、さらに収集がつかなくなっていることは多いです。
『モノの量を減らす』必要があることは確かです。
家族全体の『適量』については、家族も関わって決め、目標を明確にして減らしていくことから始めましょう。
「誰にものか」で区分け考えることで整理が進みやすくなります。
どこから片付け始めるか
家全体を見まわしてしまうと、これからの片付けの大変さに途方に暮れてしまいます。
まずは、どこから片付けるか、近い目標を決めて始めましょう。
今回の場合は、家族で一緒に過ごす『リビング』を快適にすべく片付けることから始めることをご提案しました。
ざっくりとモノを「仕分ける」ことから
リビングならリビングをまずざっくりと仕分ける。
仕分けする内容やルールは、
① 今すぐ必要なモノ
② 常備しておくモノ
③ 種類別に分ける。
例えば、家族用を個別に分ける。
衣類なら春夏、秋冬モノ。
「仕分け」が出来るようになることは、片付けが進みやすくなる、とても大事なポイントです。
練習で上手になるので、大丈夫です。
次の訪問までの時間にいかに動きだせるか
最初の片付け始めはとても体力、気力が必要なので訪問して一緒に片付けることから始めますが、
最終的には、ご自身の生活の中に片付けのサイクルができることが大事です。
次の訪問までのフォローアップをLINEやメールなどでさせていただいています。
初回の訪問時にお伝えした内容を今回のご相談者様の場合は下記のような内容を箇条書きにしてお送りしました。
1、片付ける時間を確保する。
2、リビングを中心に片付ける。
3、毎日、各部屋のイメージをざっくりとそしてだんだんと具体的にして行く。
イメージ作りが大事です。
3、片付けのポイントは まずはざっくりと仕分ける。
この繰り返しです。
ご自身の気力、体力を充実させることも大切です
そして、私が1番強調したいのは、まずは、気力、体力を充実させることです。
慣れない片付けを習慣化するまで続けることは、とても気力が必要なことです。
「片付け始めたい!」
と思い立った気持ちをまず大切に。そして、そんなご自身をほめてあげてください。
また、不要なまま溜め込まれたモノは、それ自体がマイナスエネルギーを抱えています。
その状態が慣れてしまっている今の状態は、ご自身の気力も下がっていることが多いのです。
それらと向き合っていくのは、想像以上にご自身の気力、体力が必要です。
エネルギーと言うのは、誰もが持っている活力で生きるために必要な源です。
ここが枯渇してしまうと、心も病んでしまい、体も病んでしまいます。
枯渇しているエネルギーを充電すること。
そのためには、しっかり睡眠をとること。
部屋も心も体もつながっています。
毎日太陽に当たって深呼吸をしてください。
呼吸は大事ですよ。
「捨てられないモノ」と向き合う中で、自分の気持ちが見えてきます
片付け作業の中で、どうしても捨てるのが苦手なものが見えてきます。
本当に必要で大事なものなら取っておいていいのですが、
使わない、不要だ、とどこか分かっているのに捨てられないモノ。
それらの内側には「自分の中の『不安』や『心配』『過去への依存』などモノにすがりたくなるような気持ちが隠れていることがあります。
色んなお話をする中で、少しずつそれらがご自身の中で解決できていけると、片付けは進みやすくなります。
時には「家族との関係性についての不安」があることも。
そんな時も、第三者の私が関わることでサポートさせていただけることもあると思っています。
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